老化の原因を知ればスピードを送らせることはできるか?

老化の原因を知ればスピードを遅らせることもできるか?

桜花の原因を知る


さまざまな生物は酸素を使ってエネルギーを産生しますが、そのことは生物自体が常に、
酸化ストレスを受けることに繋がります。

細胞の交替や代謝回転によっても、死を免れることができないのは、
細胞のリニューアル(ターンオーバー)よりも障害の蓄積のほうが勝り、
老化過程がゆっくりではあるものの着実に進むためです。

▶ ターンオーバーについて

老化に関する学説のうち「フリーラジカル説」は有力な学説といわれています。
生物は細胞内のミトコンドリアで酸素を使って、エネルギーの素になる※ATPを産生しますが、
ミトコンドリアからは活性酸素が漏れてくるところがあります。

細胞には、活性酸素を消去するメカニズムが備わってはいますが、
すべての活性酸素を処理しきれずに、酸化ストレスによる生体構成成分が障害を
受けるという考え方です。

※ATP(アデノシン三リン酸)

筋肉はATP(アデノシン三リン酸)という物質を持っています。

このATPが分解して無機リン酸を放出し、ADP(アデノシン二リン酸)に変わる時に
発生するエネルギーを使って筋肉を動かします。動物、植物、微生物(細菌)などには、
必ずATPが含まれています。

フリーラジカル説 酸化

私たちは呼吸によって空気中から酸素を取り入れ、生命活動を営んでいます。
酸素は私たちが生きていくために、絶対に欠かせないものです。

ところが、この酸素がちょっとしたキッカケで「活性酸素」に変化します。
この活性酸素こそが、さまざまな病気や老化現象を起こす、
真犯人ではないかと注目されています。
(9割近くの病が活性酸素説を唱える医療関係者もいます)

活性酸素とは、呼吸をすることによって空気中から取り入れられた酸素が、
体内で変質したもので、動脈硬化を原因とする心臓病、脳卒中、あるいは糖尿病、
肥満、高脂血症などの生活習慣病、がん、老化まであらゆる病気のもとになっている
毒性の物質です。

健康な時でも、私たちが呼吸をしている酸素の2~3%が活性酸素になっていると
いわれています。
吸い込んだ酸素で食物を燃やしてエネルギーをつくる時、
活性酸素が必然的に発生してしまいます。

活性酸素にはフリーラジカルと、そうでないものがあります。
スーパーオキシドとヒドロキシラジカルはフリーラジカルであり、
過酸化水素と一重項酸素はフリーラジカルとはいいません。

活性酸素は大気中に含まれる酸素分子が、より反応性の高い化合物に
変化したものの総称です。
フリーラジカルは一つあるいはそれ以上の不対電子をもつ原子または分子とされています。

参考図書:活性酸素・フリーラジカルのすべて―健康から環境汚染まで 吉川 敏一, 野原…

活性酸素を除去する抗ラジカル性の食品

  • わかめ、ひじき、などの海藻類
  • さば、さんまなどの青魚(EPAが多い)
  • さつまいも、さといもなどの根菜類
  • しいたけ、しめじなどのきのこ類

体内に残った活性酸素は、細胞に損傷を与えます。それを防ぐために各組織には、
抗酸化物質と呼ばれる活性酸素を消去する酵素が存在します。カタラーゼ、
スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、グルタチオンペルオキシダーゼなどです。

※SOD様物質はきのこ類に多く含まれています。
中でもチャーガはより多く含まれていることで知られています。

体内に備わっている酵素だけでなくビタミンC、ビタミンE、βカロテン、フラボノイド、
コエンザイムQ10などもミトコンドリアの外で抗酸化物質として働きます。

このように人間の体には酸化防止システムが備わっていますが、
40歳を過ぎる頃になるとシステムも老朽化し、活性酸素に抵抗できなくなってしまいます。

活性酸素は、私たちの日常の生体活動の中で発生するほか、
紫外線や大気汚染などさまざまな条件の下でも発生します。
活性酸素の発生源としてストレス、疲労、排気ガス、加工食品、農薬、
殺虫剤、レントゲンなども原因となります。

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